各種入れ歯 ~金具無しや金属製の入れ歯~

入れ歯のことを義足、義手と同じように「義歯(ぎし)」といいます。
総入れ歯のことを「総義歯」、部分入れ歯のことを「部分義歯」と言います。


金属製義歯

1268_l1.png左写真は保険のプラスチック義歯と金属製義歯の薄さの比較です。プラスチック義歯の不満理由に厚くて異物感があることが挙げられます。プラスチック義歯は強度を守るために厚くなってしまいます。
しかし、金属製義歯は金属ですから薄く作っても丈夫です。金属製義歯は口の中での異物感がかなり軽減されるようになります。
さらに、金属は温度を伝達するため、食べ物の温度が伝わります。これが意外に高評価で、温度感覚が増すことで食感が向上します。

 

ノンクラスプ義歯

1268_l2.png部分義歯には義歯を安定させるために金具が使用されます。その金具のことを「クラスプ」といいます。クラスプは歯の欠損の場所によっては前歯に引っ掛けることもあります。
その場合、他人から金具がギラギラと目立ってしまうため、嫌がる方はかなり多いです。その不満を解消するのが、ノンクラスプ義歯です。
矢印より後ろ(写真で言うと右側)からが義歯です。金具も無く義歯自体も目立っていません。

 

シリコン義歯

1268_l3.png義歯で最もイヤなのはやはり噛んで痛いことでしょう。シリコン義歯とは歯茎に当たる部分にシリコンと呼ばれる柔らかい素材を使用することで痛みの少ない義歯が作れます。痛みからは解放されます。
しかし、欠点としては次のことが挙げられます。
・掃除に少し手間がかかること
・噛む力が通常の義歯よりも1割ほど低下すること
噛む力が低下することについては、痛くて噛めないことに比べれば問題とはならないでしょう。

 

マグネット義歯

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下顎の総義歯は不安定になることが多いです。それは次の理由であるためです。
・舌があるという特殊な状況下にあるため、舌で義歯を動かすから
・噛む行為は上の顎を基準にして、下の顎が動くから
・下顎の義歯をのせる骨の面積が小さいから

これらを解消する手段の1つにマグネットを使用する方法があります。
ただし、この手法には左の図にある歯根(歯の根)が最低2本は残っている必要があります。またはインプラントによってその代わりのものを作ることが可能です。マグネットでひきつけることで義歯を安定させます。